本稿では楽天VTIとSBI-VTIで毎月2万円積み立てた場合の損益の違いについて検証しています。
今回はpart2、つみたて開始後3ヶ月経過した状況での比較です。
こんにちは〜!とくさんです!
以前、楽天VTIとSBI・VTIどちらが利益が出るのかについて検証しました!
前回の時はわずか4円、楽天VTIの方が利益が出るという結果でした。
あれから1ヶ月経過したので、再び検証してみたいと思います!
記事前半部分の説明は前回と同じなので、結果だけ知りたい方はメニューから飛んでください!
VTIと投資信託について
皆さんは投資信託のつみたて、していますか?
インデックス投資の長期の積み立ては、リスクが低くて人気の投資法となっています。
ドルコスト平均法により長期で見ると、資産が増える確率が高いんです!
ただし元本割れリスクもゼロではないので、そこは注意です。
人気のインデックス投資の中で有名なのが「VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)」というものです。
米国のほぼすべての上場株式に分散して投資することができます。
こちらを購入しようと思うと「外国株式」になってしまうのですが、日本の投資信託で代わりになるものがあります。
それが、
①SBI証券:SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(通称SBI-VTI)
②楽天証券:楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称楽天VTI)
です!
どちらもVTIに連動するようになっています。
また、どちらもクレジットカード積み立てに対応しています。
SBI-VTIと楽天VTIの運用方針
SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(SBI-VTI)と楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)のそれぞれの運用方針を確認してみます。
SBI証券:SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を通じてCRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目指します。
SBI証券 SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド運用方針より
楽天証券:楽天・全米株式インデックス・ファンド
「楽天・全米株式インデックス・マザーファンド」を通じ、主として「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」に投資する。CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目指す。原則、為替ヘッジは行わない。
楽天証券 楽天・全米株式インデックス・ファンド運用方針より
同じことが書いてあります!
運用方針はほぼ同じ(VTIに連動する)と考えていいでしょう。
信託報酬
SBI-VTIと楽天VTIで信託報酬が少し違います!
SBI-VTI 0.0938%
楽天VTI 0.162%
SBI-VTIの方が少し安いみたい!
信託報酬は、投資信託の運用や管理にかかる費用です。証券会社に支払う「手数料」のようなものです。
低いほど利益は出やすく、インデックス投信は0.1%〜0.5%の範囲のものが多いです。
楽天VTIも非常に低い信託報酬なのですが、SBI-VTIはそれよりさらに安くなっています。
実際に利益に差が出るのか検証
とくさんは実際にSBI・VTIで毎月20000円積み立てています。
今回も、
検証してみたいと思います。
前回2ヶ月で検証しましたが、今回は3ヶ月経過した時点での計算です。
条件は、
- 8/3、9/2、10/4に2万円ずつSBI・VTIと楽天VTIを購入
- 10/27時点での利益を比較
です!
早速いってみましょう!
SBI-VTIの利益
まずはSBI-VTIの損益を計算してみます。
積み立て日 | 基準価格 | 10/27現在の基準価格 | 購入額 | 利益 |
8/3 | 10041 | 10936 | 20000 | 1783 |
9/2 | 10421 | 10936 | 20000 | 988 |
10/4 | 10162 | 10936 | 20000 | 1523 |
利益は1783+988+1523で4294円でした!
実際のSBI証券の画面では+4291円だったので、計算はだいたい合っていると思います。
楽天VTIの利益
続いて楽天VTIの損益を見てみましょう!
積み立て日 | 基準価格 | 10/27現在の基準価格 | 購入額 | 利益 |
8/3 | 17727 | 19309 | 20000 | 1785 |
9/2 | 18400 | 19309 | 20000 | 988 |
10/4 | 17941 | 19309 | 20000 | 1525 |
利益は1785+988+1525で4298円でした!
SBI-VTIは+4294円(実際は+4291円)、楽天VTIは4298円だったので、
楽天VTIの方が4円利益が多くなるという結果でした!!
誤差といえば誤差ですかね。
前回に引き続き今回も楽天VTIの勝ちでした!
信託報酬はSBI-VTIの方が低いのに、なぜ??
楽天VTIの方が利益が出るのはなぜ?仮説を立ててみた
信託報酬は、
SBI-VTI 0.0938%
楽天VTI 0.162%
SBI-VTIの方が低いのに、なぜ楽天VTIの方が(ちょっぴりとはいえ)利益が出るのでしょうか?
ここで一つ仮説を立てます。
「隠れコストがSBIの方が高い」
詳しく説明します。
隠れコストとは?
投資信託には、信託報酬以外にも実は手数料がかかっています。
楽天VTIは隠れコストは0.047%で実質コストは0.209%と言われています。
(信託報酬の0.162に0.047を足した)
SBI-VTIはこの隠れコストが高く、安い信託報酬の分を食ってしまっているかもしれません。
SBI-VTIは出てきて間もないので、運用報告書がなく、推測です!
今後運用報告書が出てきたら、要チェックです!
おまけ:クレカつみたてのポイント比較
楽天VTI、SBI-VTI共にクレジットカード支払いでポイントがつきます。
銘柄 | 還元率 | 対象クレジットカード | 上限額 |
SBI-VTI | 0.5%〜2% | 三井住友カード (Vポイントが貯まるカードのみ) | 5万円 |
楽天VTI | 0.2% | 楽天カード | 5万円 |
三井住友カードは種類によって0.5〜2%のポイント還元があるのですが、高還元のものは年会費も高いので注意です!
ちゃんと年会費無料のカードがあるので、投信の積み立てしかしないならそちらがお勧めです!
実際にとくさんも三井住友NLカードでSBIのクレカ投信積み立てをしています。
まとめ
SBI-VTIと楽天VTIのどちらが利益が出るか検証してみた結果でした〜!
前回に引き続き、今回も楽天VTIの方が利益が出る計算結果に!
もしかしたら、SBI-VTIの方が隠れコストが高いのかもしれませんね。
運用報告書が出たら、確認してみたいと思います。
以上です〜!
読んでくださってありがとうございました〜!
クレカ積み立てVTI検証シリーズ↓
コメント