【株主優待クロス】制度信用売りが気になる!メリットとデメリットは?

株主優待
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本稿では株主優待クロス取引で制度信用売りを選択した場合のメリットとデメリットについて解説しています。

2021年7月…

とくさんは悩んでいました。

そう、株主優待クロスしたいのに一般信用売りの在庫がないのです!

現在日本株はとても高いので、なるべく現物保有はしたくない、しかしクロス取引ができない。

待機資金がもったいないからなんとか活用したい…

そう考えて、ふと、気づいたのです。

制度信用があるじゃない

一般信用売りと制度信用売り

株主優待クロスは、信用売り×現物買いの組み合わせで行われます。

信用売りには

  • 一般信用売り
  • 制度信用売り

2種類あります。

通常、株主優待クロスをするときは一般信用売りを利用するように推奨されています。

リスクが少ないためです。その分、クロスにかかる費用はやや高めです。

制度信用売りのメリット

あまり株主優待クロスに推奨されない制度信用売りですが、メリットもあります。

クロス費用が安い

優待クロス取引にかかる費用は、制度信用売りを利用した方が安く済むケースがあります。

主な証券口座の手数料・貸株料を以下にまとめました。(2021年7月時点のデータです)

まずは手数料です。

手数料一般信用売制度信用売現物買備考
SMBC(ダイレクトコース)0円0円137円〜制度信用買→現引がおすすめ
SBI(アクティブコース)0円0円0円(1日の約定各100万円まで)
楽天証券(いちにち定額コース)0円0円0円(1日の約定合計100万円まで)クロスで使う場合は往復なので実質50万円/day

あまりたくさん取引をしない方は、手数料は0円で抑えられると思います。

次に貸株料です。

貸株料一般信用売制度信用売備考
SMBC(ダイレクトコース)無期限1.4%1.15%短期なし
SBI(アクティブコース)無期限1.1%

短期3.9%

1.15%短期15営業日前から
楽天証券(いちにち定額コース)無期限1.1%

短期3.9%

1.10%短期14日前から

SBI証券の無期限だけ一般信用売りの方が貸株料が安くなっていますが、ほとんど出てこないので、優待クロスをしようと思ったら短期になるかと思います。

これをみて、
「SMBCで無期限で何ヶ月か前から一般信用売り確保しておけば最強では!?」
と考えたそこのあなた。

そのとおりです!!!

SMBCはとても費用が安く済むので大人気で、数ヶ月前でも全然在庫確保できません。

ちなみにSBI、楽天で無期限で数ヶ月前から在庫確保をすると、別途『管理費』が発生します。
(約定から1ヶ月ごとに100株あたり110円)

在庫切れがない

一般信用売りは、権利日が近づくとだんだん在庫がなくなっていきます。

信用売りがないとクロスは成り立たないので、一番の問題です!

制度信用売りは在庫切れの心配はありません。

(ただし逆日歩のリスクがあります。後述します。)

配当落調整金で利益が出る可能性

配当金がたくさん出る株を制度信用売りで優待クロス取引すると、ちょっとだけお得になるかもしれません。

詳しく説明します。

配当落調整金については以下のようになっています。

現物株式保有分→ 源泉税20.315%差し引かれた状態で受け取ります。
信用取引売り建て分→ 一般信用の場合、配当落調整金として100%支払
制度信用の場合、配当落ち調整金として84.685%支払

auカブコム証券HPより

制度信用売りを利用した方が、配当落調整金は安上がりなのです!

配当落調整金は結局は損益通算で戻ってくるので一般信用売りを使用しても損をするわけではないですが、制度信用売りだとなぜか利益が出ます。

例:10,000円配当が出る株をクロス取引した場合の配当配当落調整金

現物株式保有分
10,000円(配当金)-2,031円(源泉税)=7,969円(受け取り額)

信用取引売り建て分
・一般信用の場合…10,000円全額支払い(マイナス分の2,031円は通算損益で戻ってくる)

・制度信用の場合…8,469円支払い(84.685%) 損益通算で1,720円戻る(8,469円の20.315%)
7,969円(受け取り)ー8,469円(支払い)+1,720円(損益通算)=1,220円

1,220円利益が出ました!!

特定口座で取引していて、配当金や譲渡益がある方は上記の計算は証券口座が自動でしてくれます!

制度信用売りのデメリット

費用も安いし株主優待+利益もあるなんて、制度信用売りめっちゃ良いじゃん!

…と考えられる方もおられるかと思いますが、ちょっと待ってください。

巨大なギャンブル要素があるのです。

逆日歩

優待クロスにおいて制度信用売りが推奨されていない、最大の理由です。

逆日歩(ぎゃくひぶ)とは
制度信用売りをした時、売っている株は証券口座から借りている状態だが、借りる人が多すぎて株が足りなくなった時、証券口座は別の証券口座や大口株主から株を借りることになります。
この手数料が逆日歩です。とても高く、逆日歩がつくのか、一体いくらなのかを事前に知ることはできません。
いろんなツールで予測するのみです。

以前ココスの1000円の食事券の優待に10,000円の逆日歩がついたことは有名です。

株主優待クロスは本来、ほぼノーリスクで株主優待をゲットできる方法だったはずなのに、
制度信用売りを利用することでギャンブル要素が追加されます。

こんなに逆日歩を支払うなら、いっそ現物株を持っておいた方がいいとさえ思えてきます…!

まとめ

制度信用売りを使うメリットとデメリットをまとめてみました。

うまくいけば株主優待も利益もGETできるかもしれませんが、逆日歩が高額だとそれ以上の損失が出る可能性もあるので要注意です!

やはり株は、自己責任ですね。

とくさんもよ〜く情報を集めて吟味してから、制度信用売りを使うかどうか、判断したいと思います!

制度信用売りをしたら、また報告したいと思います!

※制度信用売りクロス、してみました!よろしければ参考になさってください。

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とくさんは株を始めた頃からZAi読者です!

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