こんにちは!とくさんです。
先日、予定されていた新型コロナウイルスのワクチン業務が、終了しました〜!!
…と、喜んで良いのか微妙なところですが。
ワクチンが入ってこないから、接種予定が立たないだけとも言います…。
ワクチン業務には今まで何回か協力させていただいたのですが、困ったのが接種用シリンジ(注射器)が毎回のように違うことです。
過去に扱ったワクチンの注射器の特徴や注意点などまとめたいと思います。
今後ワクチン接種業務にあたられる方などの参考になれば幸いです。
ワクチン業務実績
とくさんが今までにワクチン接種業務をおこなった回数は、
- コミナティ(ファイザー)6回
- モデルナ1回
2社のワクチンとも接種用注射器に違いはなく、国から支給されたものを使います。
注射器の変遷
接種用注射器は、とくさんが関わった時だけで4回変わりました。
注射器の変遷をまとめます。
1回目:普通の注射器(ファイザーワクチン1瓶から5回採取できる)
↓
2回目:ローデッドスペース注射器(ファイザーワクチン1瓶から6回採取できる)
↓
3回目:2ml用の注射器(ファイザーワクチン1瓶から6回採取できる)
↓
4回目:リキャップ不要の注射器(ファイザーワクチン1瓶から6回採取できる)
詳しく説明したいと思います。
1回目

※NHKニュースより引用
1回目の注射器は、ごく一般の1mlシリンジでした。
ファイザーのワクチン1瓶から5本しか採取できないという難点はありましたが、気泡も入りにくく、問題なく扱えました。
2回目

※朝日新聞より引用
2回目から、ファイザーワクチン1瓶から6回分採取できるタイプに変わりました。
採取できる本数が増えたのは良いことだったのですが、問題はいろいろありました。
- 目盛りの印字がかすれているものが混入
- ゴムの突起に気泡がつきやすい
- 採取6本目は本当にギリギリ
6本目の採取には苦労しました。かなり時間もかかってしまいました。
シリンジ内に余分なワクチンが残らないように、押し込むゴムが細長く伸びているのですが、そのゴムに気泡がとても付きやすく大変でした。
ワクチンは衝撃を与えると壊れてしまうそうで、強くはじいて気泡を取ることもできません。
対処法は、
- ゆっくり採取する
- できた気泡は大きい気泡にくっつけて取る
地道にやっていくしかありませんでした。
充填に一番時間がかかった注射器でした。
3回目
こちらは、接種する先生からも大不評だった2ml注射器です。
- 目盛りが0.1mlきざみで合わせにくい
- 滑りが悪く余計な力がいる
- 短くて太いので扱いにくい
対処法としては、
- 注射器の内筒を数回動かしておく
この動作の有無で、充填のしやすさが格段に違いました。
4回目
この黄緑色のものは…何?
正解は、針刺し事故防止のキャップです。
こちらの注射器は
- 気泡はほとんど入らない
- 黄緑のキャップが邪魔で扱いにくい
- 注射筒の透明度が低くワクチンが入ったか確認しにくい
対処法としては
- 充填されているかどうか、針先から液が出るか必ずチェックする
- 会場が暗いようならライトを持参
また、そのほかの注意点としては充填後に黄緑のキャップをしてしまうと針が外れなくなることです。
実際にとくさんは上記のことをしてしまい、針ごと取り替えました…。
皆さんはくれぐれも、ワクチン充填後は透明キャップをするようにしてください。
ワクチンが無駄にならなかったのは、不幸中の幸いでした。
まとめ
新型コロナウイルスワクチン接種用の注射器についてまとめてみました〜!
ワクチンが功を奏したのか、全国で重傷者・死亡者は減少傾向にあるようです。
しかし東京オリンピックも始まり、感染拡大は避けられないと思います。
今後ワクチンの供給が再開されれば、接種も加速するかと思います。
接種用の注射器はどんなものが割り当てられるか分かりませんが、扱いやすいものが来ることを願っています。
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